2018/07/13
MESH Report
クラス内で個人作成したそれぞれのマインドマップを元に、先生によって大まかに
「ストリートカルチャー」「食べ物」「旅行」「SF・ファンタジー」という4つのグループに分類が行われた。
そして、1つのグループに1つのMESHセットが配布され、MESHを活用してそれぞれのグループの特性を活かした
「オリジナルレシピ」を各グループで考えることになった。
MESHとは?
「あったらいいな」をプログラミングや電子工作の知識なしで、誰でも実現可能になる、さまざまな機能を持ったブロック形状の無線でつながる電子タグ。
アプリを活用して簡単にレシピ作成ができる。(MESH公式HP)
グループでの活動
私が所属していたグループはSF・ファンタジー班だった。
身体性の無さが特徴であり、グループディスカッションの際も目の前に相手がいるのに積極的にSlack上でやりとりを行うなど、
ヴァーチャルな中でのコミュニケーションが目立った。
そのため、自分たちの”身体性の無さ”と”SF・ファンタジー要素”という特徴と繋げた提案サービスの考案を行なった。
ディスカッションの際に、グループ内でそれぞれやりたいことや、それに対する意見が分かれたため、最終的に
「自動配達(オートメーションデリバリーマン)チーム」
「目覚ましチーム」
「日常にゲーム要素を潜ませるチーム」
の3つに分かれて活動を行なった。
私は「日常にゲーム要素を潜ませるチーム」に入り、日常生活とはかけ離れた”ゲーム”要素をMESHを活用して取り入れることによって、
そこから生まれる「非日常の体験」による「楽しさ」はどうすれば生まれるのかをメンバーと考えた。
【最初に出た案】
日常の動作にMESHの”動きタグ”を活用してアプリと連動させ、ゲーム音を加える。
ゲーム音が鳴る → 楽しい → なぜ?「ゲームの世界に入り込めた気がするから」
使用するシュチュエーション : 日常生活で楽しみが足りないなと思った時
【具体案】
・物を拾うとコインの音
・書き終えてペンを机に置くと動きタグの「向きが変わったら」によってレベルアップ音が鳴るようにする
・水を飲むと動きタグの「振動を感知したら」により、回復音が鳴るようにする
・ドアを開けると動きタグの「振動を感知したら」により、ワープ音が鳴る
・ペンを振ると動きタグの「振動を感知したら」により、鈴のような音が鳴る
試作、実験、考察を重ねた結果・・・
あまりに日常行動と密接していると鬱陶しく感じてくるのでは?という考えに至り、ゲーム音を取り入れる案そのものがボツに。
一旦もう一度考え直してみて、そこから具体案の1つであった、書き終えてペンを机に置くとレベルアップ音が鳴るアイディアを広げ、活用してみることにした。
カウント機能を付け、何回ペンを置いたかで「レベルアップ」したという風に表現し、アプリと連動させペンを置いた回数を可視化できるようにして、
学習補助アイテムのようにしてみてはどうか、というサービスも考え、実際にMESHをペンにテープで貼り付けて実験を試みてみたが、
ズルをする可能性が出るのでは?という問題や、そもそも「ペンを何回置いたか」で、それを「レベルアップした」と言うのはイマイチ繋がらず、
説得力に欠けるのではないか?ということになり、迷走...。
そしてそこから新たに誕生したアイディア 「MESH BANGLE」
先ほどの、書き終えてペンを机に置くとレベルアップ音が鳴るアイディアを更に広げ、
ペンはあくまでもサブで、MESHを主体にした「MESH BANGLE」を作るのはどうか?ということになった。
プレゼン資料にも使った、イメージ画像
具体的なコンセプト=学習補助バングル
心拍数、時間を測定し、数値化して専用スマートフォンアプリと連動させて使う。
そこにゲーム要素を追加し、ゲーム感覚で勉強を楽しめるようにするためのバングル。
動機
ゲームが楽しすぎて、勉強する時間がおろそかになりがち。
勉強している時もゲームのように楽しめたらよいのではないか?
MESH BANGLEを使ってできること、モチベーション維持の方法
振り返り、反省点
今回のサービスの提供手法としては、MESHだけで出来ることは限られているためMESHの表現方法にとらわれないという発想はいいと思ったが、
やはり自分たちのアイディアを実現するにはMESHだけだと限界を感じた。
MESH BANGLEのアイディアが固まったのがプレゼン本番の直前だったため、急いで資料を作成してしまい、目の前のことだけに集中してその他のことが疎かになってしまった。
実際にMESH BANGLEを実装した際の顧客側の立場を十分に考えられていなかったという点と、提供したサービスの中にMESHをうまく組み込めなかったのも難点である。
また、アイディアを出したその先のことをもっと考えるべきだった。(アイディアを出すだけでは意味がない...。)
原因としては、圧倒的に実践、検証が足りていなかったため、実験を残り時間ギリギリになってから行なってしまい、行動に移すのが遅くなったと思われる。
グループディスカッションを行う中でも、メンバーとの意思疎通がうまくいかず、なるべく積極的に声かけなどを行なったが、
お互いの熱量の共有などが十分に行えていなかったために、無駄な時間が多くできてしまったという点も問題点であるので、
今後のグループワークでは時間管理の意識なども含めて、様々改善してゆきたい。